オンライン授業のメリットとデメリット

教育

近年では世界的に感染症が流行していることから、多くの企業ではリモートワークが推奨されるようになっています。
それに伴って、多くの塾や予備校などでも、オンライン授業がその対策としてとられるようになりました。
また小学校や中学校などでも感染を抑える為に、またクラスの中で感染者が現れた場合には学級閉鎖となり、オンライン授業を余儀なくされるケースも多くなってきています。
このようなオンラインでの授業は、メリットもあればデメリットもあるのが実情です。
デメリットをできる限り抑えた上で、メリットを活用しながら取り入れていきたいものです。
まず最初にオンライン授業のメリットにあげられることとしては、時間の節約ができることと言えるでしょう。
塾に通うことに毎回30分の時間をかけている場合には、往復で1時間を消費することになります。
週3日間塾に通うという場合には、なんと一か月で12時間も通学に時間を使っているのです。
オンライン授業であれば、通う時間をゼロにするだけではなく、これまでに消費していた時間をその他の時間に充てられるなどのことがメリットであり、部活やアルバイトなどとの両立もしやすくなるでしょう。
そして二つ目のメリットは子供の安全安心を確保できる点です。
対面授業の場合には、決められた時間に通わなければなりません。
通っている場所が遠方の場合には、子供の帰りが夜遅い時間帯になればなるほど、心配事が増えるでしょう。
その点オンラインの場合には家族が送り迎えをする必要もありません。
夜遅いので帰りが心配、事件や事故などに巻き込まれたらどうしようなどと言う問題を解決することにも繋がります。
そして学習するチャンスを掴むことができる点もメリットです。
近年では教育格差の問題が大きな問題になってきていますが、自治体や学校などにおいては、子供の学習機会がなくならないようにと、様々な工夫や努力がなされています。
その一つがオンライン授業であり、アプリをプラスして学習に取り入れることさえできれば、子供の学習の機会を最大限に生かすことができるでしょう。
どこでも同じ授業を受ける事が出来る為、苦手科目を興味のある科目にかえることもできるかもしれません。
場所や環境などに左右されることなく、学習するチャンスを掴むことができるのです。
そして感染のリスクを減らせることは大きなメリットです。
万が一感染した場合には自宅や病院などで療養に努めなければなりません。
万が一受験間近な場合には受験そのものができなくなってしまう可能性も大いに考えられるのです。
オンラインであれば直接誰とも会わずに授業を受けられるため、学習のチャンスを失うこともなく、感染のリスクを抑えることができます。
このように数多くのメリットがありますが、デメリットがあるのも実情です。
そのデメリットに挙げられることは、子供によっては集中できなくなる点です。
特にオンデマンド型となった場合には、いつでも視聴できることから、ついつい後回しになってしまいます。
受ける授業が溜まれば学習もどんどん遅れてしまうことでしょう。
自宅にはテレビやスマートフォン等店ゲーム機など様々な誘惑物があり、これらは子供の集中力を奪う大きな原因です。
このような心配がある場合には、物理的に誘惑物から離れる、人目のある環境で勉強するなどのことを提案しましょう。
集中力を乱すスマートフォンは特に保護者が一時的に預かる、リビングなどの人目がある場所で授業を受けてもらうことが望ましいです。
その他にも質問がしにくいのではないか、理解度は下がらないのかなどのデメリットも考えられます。
オンライン授業を上手に家庭に取り入れるためには、子供がどのような部分でつまずきそうなのかなどをしっかりと把握しておくことが重要です。

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